コラム

リモートワークにつきものの孤独感を力に変える、アクセライト流2つの工夫

カテゴリ:つれづれ

こんにちは。調査研究コンサルティング部門の根岸です。

今回は、リモートワークにつきものの孤独感にどう対処するか、というお話をします。

リモートワークには孤独がつきもの

アクセライトの多くのメンバーがリモートワークを始めてから、2週間が経ちました。それぞれが自宅で新しい生活リズムを作りながら、業務を行っています。私も自分なりに勤務のリズムをつかみ、スムーズに業務を行えるようになってきました。

リモートワークを始めた頃を振り返ると、私は時折孤独感を覚えていました。特に最初は、他のメンバーは基本的に出社している中でのリモートワークでしたから、自分が社内にいないことを余計に寂しく感じることがありました。ひどい時には、「出社しなくてもいいならば、私は会社に存在しなくてもいいのではないか」という気持ちにとらわれることもありました。

リモートワークにおいて孤独感や疎外感を覚えるのは、特別なことではありません。その現象は以前から指摘されていました(たとえば、ジェイソン・フリード著『強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」』(2014年)など)。

ですが、リモートワークをしているからといって、自分か不要な存在であるととらえるのは、もちろん正しくありません。リモートワークをしているメンバーも、会社に欠かせないメンバーです。アクセライトのほとんどのメンバーがリモートワークになった今は、特に実感をこめてそう思います。最近は、時折孤独感を覚えることはあっても、その感覚とうまく付き合えているように感じます。そこにはメンバーの協力がありました。

リモートワークにつきまとう孤独を、社内のメンバーとの交流で和らげる

出社すれば、社内にいるメンバーの顔が見えます。挨拶があり、雑談があります。リモートワークでは、顔を見ることも声をかけ合うことも難しくなります。それが、リモートワークに特有の孤独感を生むのです。そこで私は、出社していた時のようにメンバー姿を見、声を聞き、会話ができる機会を作らなければと思いました。メンバーと相談し、いくつかの工夫を取り入れました。

現在、アクセライトで行っている工夫は2つあります。

社内SNSの雑談チャンネルの活用

社内SNSであるslackに、雑談のためのチャンネル(書き込みの場所)を作成しました。これまでも、slackに自由な話題を投稿することはOKとされていましたが、雑談を目的としたチャンネルはなく、個人チャンネルでの投稿がほとんどでした。

リモートワーク中、誰でも、ささやかなことを書き込めるだけの場所が欲しい! そう思い、つぶやきチャンネルを作成しました。

チャンネル作成時の書き込みです。

ここはリモートワーク中のつぶやきを書き込めるつぶやきスレッドです。今のところ、目的は「社内にいればキャッチできる情報を拾う」「孤独を防ぐ」とかです。
ひとりごとのつもりで書き込んでもよし、そこから会話してもよしです。
ひとりごとの例:「今日はちょっと眠いよ~」「ラジオ体操してくる」「今日のお昼は贅沢に特大カップ麺です!(画像)」「先方から送られてきた画像が大きすぎるが、いい笑顔なので私も面白くなってきた」「これ頼まれたけどやっていいかどうかわからないな」など。
明らかな業務連絡は当該のチャンネルで行っていただくのがよいと思います。まずはやってみて、どう使うか考えましょう。

現状、つぶやきチャンネルは楽しく活用されています。「会社近くの木にカラスが巣を作っている」、「自宅の作業環境が整ってきました!」といった報告や、地元保育園の開園情報などが書き込まれています。

通話会の開催

毎日15時から、slack上で通話会を開いています。参加は任意です。業務の話はせず、雑談をして過ごします。他の人が話しているのを聞くだけの参加も歓迎しています。任意参加ですから、日によって人数が少なかったり多かったりします。
最近は「リモートワーク中の運動不足の解消法」や「最近の気晴らし」、「背景を変えられるカメラアプリの紹介」などについて話しました。
通話会のおかげで、リラックスした雰囲気で顔を見せて集まることができるようになりました。社内ではあまり話したことがない人とも会話ができる効果もあります。孤独感がかなり解消するように感じています。

もっと取り入れたい工夫

今後の工夫として、特定の時間だけの交流ではなく、常にお互いが「いる」感覚を得るための方法を考えています。社内にカメラを設置し、社内メンバーの様子を(鮮明ではありませんが)常時流したり、リモートワーク中のメンバーの手元だけを写したりといった方法です。機密やプライバシーに配慮する必要はあり、詳細は検討中です。「いつも一人ではない」感覚を得られることによって、安心したりやる気が起きたりして、パフォーマンスの向上に役立つかもしれません。

孤独とうまくつきあう

昨今の事情から、人と接する時には、距離を取らなければならなくなりました。たとえリモートワークをしていなくても、寂しさや孤独を感じる場面が増えているのではないでしょうか。

ですが、技術の進歩により、人をすぐ近くに感じて過ごすことが可能になっています。孤独感がゼロになることはないかもしれませんが、自分たちにできる工夫を重ねることで、孤独感を減らすことができるでしょう。

一人でいると、自分の仕事にどれだけ意味があるのか不安になることがあります。でも、それはチャンスです。自分の仕事が、誰のどんな役に立っているのかを今一度振り返るきっかけになります。改めて、自分が社会に対して果たす役割をとらえなおし、アクセライトのメンバーとの愉快な雑談を楽しんで元気をもらいながら、自宅からでもいっそうの成果を返していけたらと思います。

この記事を書いた人

根岸麻歩由

東京大学医学部健康総合科学科看護学コース出身。成人看護学教室(現高齢者在宅長期ケア看護学/緩和ケア看護学教室)にて量的研究を学ぶ。学部卒業後、東大病院にて看護師として勤務したのち、アクセライトに入社。保健師の資格ももち、現場視点での調査研究には定評がある。