ePRO(患者報告アウトカムシステム)
ヒビログ

ePROシステム『ヒビログ』は、ePRO(患者報告アウトカム電子システム)用のWebアプリケーションです。
クラウド上で稼働し、Webブラウザで動作するシステムで、パソコン、スマホ、タブレット等の
いずれの端末からでもアクセスすることができる電子患者日誌システムとなります。

製品紹介ヒビログの特徴

弊社は、大学・病院・医療機関等のお客様のサポートをするためにePROシステムを開発しております。
「ヒビログ」では、研究内容や対象者の特性を考慮し、 以下のような特徴を備えています。

  • モバイル端末の種類に
    よらず、ブラウザから
    利用可能
  • 回答者の毎日の記録を
    数十秒で終えられるよう、
    設問を絞り込み、
    インターフェイスを洗練
  • 疾患を想起させない
    デザイン
  • 管理者は、被験者の
    登録状況一覧を
    Webブラウザから
    一目で確認
  • 入力が滞っている
    ケースについて、
    管理者宛に毎朝
    メールでアナウンス
  • セキュリティー・
    プライバシーに配慮し、
    個人情報を取得せずに
    システム運用が可能
  • その他エクセルで管理
    しているデータを整理し
    見える化したい
  • ※一例のご紹介

臨床試験において、被験者から直接得られる評価結果を正確かつ迅速に収集できます。
患者はスマートフォンなどの手持ちのデバイスから質問に回答し、回答の内容はリアルタイムにデータベースに登録されるため、作業・管理・集計など、様々な面でコストを削減できます。

効 果ePROを用いることで
得られる効能

昨今ますます重要性が高まっている患者報告アウトカム(PRO:Patient-Reported Outcome)。痛みや睡眠の質など、患者の評価結果が重要な臨床試験もあります。従来、PROを収集する際には、医師がヒアリングして記録したり、患者が直接紙の質問票を埋めたりすることになりますが、いずれも電子データ化する手間がかかりますし、患者は提出直前に数日分場合によっては数ヶ月分まとめて記載することもあるため、患者の評価結果の信頼性に疑問が付くこともあります。
しかし、ヒビログのようなePROを用いれば、入力の手間を減らし、入力までのタイムラグを管理することで、精度の高いPROを集めることができます。

導入期間

最短で1ヶ月、標準的には2ヶ月~でご提供いたします。

導入実績様々な疾患や研究での
システム導入実績

  • 月経痛
  • 感染症重複感染
  • 妊婦のADL,QOL調査
  • 統合失調症・気分障害
  • 身体活動とメンタルヘルスの
    関連を調査するためのePRO
  • 精神疾患を持つ患者と医師の
    共同意思決定支援ツール
  • 乳がん患者QOL調査
  • 精神科遠隔診療
  • etc..

※具体的な導入事例(研究種別・疾患領域など)は、「ヒビログ(ePRO)特設サイト」をご確認ください。

ePRO紹介の特設サイト

柔軟なカスタマイズで様々な
試験内容に対応

高度なVisit管理やデータモニタリング等の充実したEDC機能のご利用を想定される場合は、別途EDC(製品紹介ページはこちら)の構築を行い、セットでのサービス提供をいたします。
研究毎に様々に生じるフローやニーズの違いをシステム側で吸収し、例えば

  • HPからのリクルートをそのまま
    被験者登録に自動連動させる
  • Visit毎に個別のタイミングで
    リマインドメールを送る
  • EDC上で、被験者へのコンタクト状況、
    確認事項を入力できるようにする
  • ePROが利用できない被験者については
    紙データを管理者が入力する
  • Visit0のePRO入力が完了した
    タイミングで割付をする

といった機能を実現することも可能です。

導入費用

費用目安としましては、導入から運用までで50万円~800万円の価格帯での導入実績がございます。システムの導入費用・維持費用は、構築するシステムの複雑さや運用期間、被験者数、設問数によっても大きく変動しますので、お見積りをご希望の際は一度臨床試験の概要をヒアリングさせていただいております。 特にアカデミア向けの臨床研究については、アカデミック価格でのご提供など、ご相談内容に応じて 柔軟にご調整させて頂けるケースもございます。まずはご相談ください。

アクセライトならではの強み

調査研究支援
ノウハウを活かし、
研究プロジェクトの
全局面的
サポートが可能

これまで医療・介護・福祉分野で積み重ねてきた調査研究サポートのノウハウを活かし、 調査研究デザインの検討から、質問項目の洗練、画面デザイン設計、ソフトウエア設計、データ活用まで、一貫してサポートさせていただきます。 従来の予算では実現できないと考えられたePROシステムを、弊社のソフトウエア資産を活用することで、安価にかつ迅速に、質の高いシステムを提供させていただきます。 アクセライトはePROベンダーとして、日本におけるePROを用いた臨床研究の普及に貢献いたします。

共同研究の成果も反映

弊社は2019年4月より、国立大学法人東北大学(研究担当者:高田宗典先生)と共同研究契約を締結し、「医師主導研究でのePROシステムの開発と普及」をテーマに研究開発を行っております(2022年3月まで継続)。とりわけ医師主導研究におけるePRO利用には様々なハードルがあり、欧米に比べて普及・利用が遅れているという問題意識のもと、開発・導入コストがリーズナブルで統一化されたプラットフォームとしての製品普及を目指しており、本製品にもその成果を生かしております。

ePROとは?
(pPRO:paper PRO)との違い

臨床試験では、被験者の主観的なデータを収集することが重要になってきています。 被験者から直接得られた健康状態のあらゆる側面に関する評価結果で、その評価結果に医師や他のものによる解釈が追加されないデータのことを「患者報告アウトカム(PRO:Patient Reported Outcome)」と呼びます。
PROの収集方法として、従来は紙媒体によるもの(pPRO:paper PRO)を利用することが多かったのですが、近年では電子的に収集するような治験が増えており、電子的に収集したPROのことを「ePRO(electronic PRO)」「e-PRO」と呼びます。 pPROに比較してePROは、被験者の入力やデータの管理が容易であり、今後は日本でもePROが多く用いられることが予測されます。」

pPROでは、下記のような欠点が指摘されています。

  • 紙を紛失してしまう
  • リアルタイムな
    入力管理が出来ない
  • 記録を提出してもらってから、
    データ入力をする必要がある

一方、ePROでは、これらの欠点を補うことができます。リアルタイムに入力状況を把握することが出来るため、適切な管理を行うことで、データの精度を上げることが可能です。ただし、運用するためには、被験者がPCやモバイル端末を持っていることが必要となります。

まずはお見積もりを

お客様の要望に応じてお見積もり致します。 まずはお問い合わせフォームもしくはお電話でお問い合わせください。お見積りをご希望の際は、下記項目に加え、特記事項等がございましたら合わせてご教示いただけますとよりスムーズなご案内が可能となってまいります。

  • 評価期間・頻度
    (例: 30日間毎日,毎週・全8週等)
  • 調査項目数
    登録予定症例数
    登録予定施設数
  • システム運用期間

またシステムのプレゼンテーションをご希望の場合もその旨ご連絡をいただけましたら担当者よりご案内をいたします。併せてご検討ください。

「ヒビログ(ePRO)特設サイト」にて、ePRO導入に関する「よくあるご質問」をまとめています。

ePRO紹介の特設サイト